2008/7/マネージャー川端樹理子のダイアリー
2008年7月31日
(水)
仕事道楽

スタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫著「仕事道楽」を読んだ。
とても良かった。人間の器は全然違うが、共感する点多々。
係わった人たちが強烈な個性の持ち主が多いようだ。
そういう人たちが沢山いた時代でもあるだろう。
もと徳間書店の社長すごい・・・私はついていけないと思うが。
組織をつくる上で一般的には会社を大きくする・売上を上げるという事を重要視する。
「良い作品を・好きな人たちと」を実行する事は難しい。
若い時はいいのだが、それなりの年齢になっていくと
世間並み又はそれ以上の生活レベルを求め出す。
そうすると、組織を大きくしていかなければいけない。
ものづくりの仕事には、企業の労働基準などを当てはめる事は出来ない。

「あとがき」のこの本を出したいと言った岩波書店の人の言葉
「普通の人は、高畑さんや宮崎さんのような天才にはなることが出来ないけど、
鈴木さんの真似なら出来る」というのが印象的。

2008年7月30日
(水)
ホームウェアー

何度かご来店いただいている上品な女性、
「ホームウェアーが欲しいんですけど」と。
私「うちは外出着ばかりで、ホームウェアーに出来ないことはございませんが、もったいないですよ」
普段、Tシャツとか着ませんか?」
「着ないですね〜」と、ホームウェアー用にTシャツを2枚お買上。
著名な人の秘書をされているので、いつもきちんとした服装をされている。
ふと思う、私は「部屋着」と言うなあと、自分がベタな関西人だと改めて思う。
あっ私は著名な人のマネージャーだった・・・・・。

2008年7月28日
(月)
温暖化

午後からの突然の雷雨。
ランチタイムの後という事もあり、うちのスタッフは全員濡れる事もなくだったが、
ビックリするような雷。この建物に落ちたらどうしようとビビる。
この数年、過去にない突然の豪雨がある。
数年前の事だが、私の住んでいるマンションが豪雨の被害にあった。
1Fの店舗と機械式の駐車場だけだったが、昔からその土地に住んでいる人は
こんな雨は初めてだと言っていた。
これも温暖化が原因なのだろう、日射しもこんなにきつくなかったと思う。

2008年7月27日
(日)
北海道の大野さん

もと天王寺動物園の飼育員の大野さんが来場。
昨年だったか?動物園は退職し、北海道に移住された。
動物の撮影をさせていただく時など、
お世話になっていた。
今回の展覧会の薮内氏の奥さんをご存じだったそうだ。
残念ながら奥さんも亡くなっているのだが。
世の中は狭い。


2008年7月25日
(金)
「天神祭(本宮)2008
船渡御。
公園の周囲にはタイマツが焚かれている。
船がぶつからないようにかな?
会社の数メートル先は屋台が立ち並び人でいっぱい。

そして、通りを少し入ったKunioの前は例年どおり人が座り込み状態。
簡易ゴミ箱を2個もらって置いているのだが、夕方の時点で溢れている。佐藤がゴミ袋を持ってきて入れ出したので付き合う。
ゴミ袋を持っている佐藤に若い男の子が「おっちゃんゴミ入れていい?」と言いながらゴミを入れてる。私はなんだか可笑しくて笑う。誰も佐藤がそれなりの立場の人と思わず、ゴミをどんどん持ってくる。活気があるのは良いのだが、マナーがね。携帯電話はずっと「圏外」の状態。

2008年7月24日
(木)
「天神祭(宵宮)2008
八軒家浜ではまだ船の準備。
お昼に天満宮へお参りに行った。
天神祭独特の鐘と太鼓の音、やっぱりこれを聞かないと実感がない。
お祭は「ヤ」の人たちが仕切っているんだろうなあ、
踊っている人の後ろで仁王立ちの人なんてちょっと上の人ですか?という感じ。
朝、私が出社前に獅子舞が来て、
片岡がもう少し後に来て欲しいと伝えたと聞いていた。来ないのかなあと残念に思っていたら
「遅くなってすみません」と3時半頃来てくれた。昨年はのがしたので今年はお願いしたいと思っていた。佐藤は残念ながら不在だったので、また私の頭をかんでもらった。
それにしても、朝からずっと回っているみたい、重労働だ。
一昨年の男の子と同じ子なのか?とスタッフの間で話題に、似てるんだけど。
仕切っているおじさんに、来年もと伝えておいた。このおじさんは一昨年と同じ人だ。
すぐ近くに夜店が並ぶので、夕方は卵せんべいとじゃがバターを買って、みんなで食べた。
今回ははずれなし、どちらも美味しかった。
明日の本宮に花火と船渡御があるので、今日はまだ静かだ。

2008年7月23日
(水)
「明日から天神祭

明日・明後日は天神祭。
普段静かな周囲がお祭りの準備。

船に乗せるのであろう人形が八軒家浜に置かれている。

2008年7月22日
(火)
笑かす。展

OSAKA・笑かす。展
2008.7.22(火)- 7.31(木)土・日定休
営業時間:9:00am〜5:00pm(最終日4:00pmまで)
ペーパーボイスギャラリー
詳しい案内はこちら。
大阪成蹊大学芸術学部/情報デザイン学科/コミュニケーションデザインコース/3年生の展覧会。
オープニングパーティーへ行った。
上右写真/佐藤と門脇先生。この門脇先生の生徒たち。門脇先生はいつもパワフル。
パーティーの後、数人で行ったお店でカラオケを歌う佐藤。
店の人に蝶ネクタイとジャケットを着せられて。
売れない地方まわりをしている演歌歌手みたい。

この写真を掲載したら、
怒られるだろうなあと思いながらも掲載してしまいました。

2008年7月18日
(金)
喜んでもらえる商品

高齢の女性が一人で来場。
以前お手紙をくださり、それから郵便で商品を何度かご注文くださった方だった。
昔、百貨店でタオルや食器を沢山購入してくださり、
また欲しいと思っていたと。
少々耳が不自由で、殆ど一方的に話を聞いている状態だったのだが、
「かわいいなあ〜かわいいなあ〜、孫の○○にこれ、息子の嫁にもなあ、
主人はどうしよ、今日は遊びに行ってくるわって出てきてん」と。
同じ事を何度もおっしゃるのだが、本当に佐藤の絵が好きなようで、
キャッキャと楽しそうに選んでいる様子が微笑ましく、
こんなふうに喜んでもらえる商品を作り続けなければと思う。

2008年7月17日
(木)
「眠っているデザイン

バックの笹のパターンは土居の前のスタッフだった広井さんに描いてもらった。パンダは30年近く前に佐藤が描いた。これらの材料でデザインをするのが私。料理するようなものだ。

バンダナを作る予定で、デザインをしている。
イラストを大きく入れるだけなら、手間もかからないのだが、
最近の傾向を見ると、パターン化したデザインの方が反応が良い。
データが重く「作業メモリが足りない為、作業が完了出来ません」
なんていうメッセージが出続けている。
毎日3回はフリーズするし8年目のMACも限界か。
100万円近い見積りにビビッている。

左のパンダのデザインは8年程前にボツにしたデザイン。
個人的には気に入っているのだが、
当時はパンダは売れないであろうと判断した。
少し手直しして発売しようか、シマウマのデザインもある。
製品化しなかった眠っているデザインが結構ある。
発売するデザインの3倍はデザインする。
5柄としてボツにするのは10柄。
大量生産しないので、原価が合わないと思うのだが、
それを考えると、前に進めない。


2008年7月16日
(水)
「携帯の機能

アップルのiPhonの発売に沢山の人が並んでいた。
私はパソコン派、携帯は殆ど活用していない、メールと電話だけ。
FOMAなのだが、どんな機能があるのか殆ど知らない。
ただ、出張へ行く時、携帯に連絡事項などメールを送ってもらうと便利だ。
用件と相手の電話番号など、メモを取らなくても良い。
パソコンは重たい。
先日、出張先のホテルでインターネットが繋がらず、
夜中ホテルの人に迷惑をかけた。
会社には迷惑メールが多く、携帯へ転送すると一日中鳴っているような状態になる。
電話一体でパソコン機能がついていたらいいなあとは思う。
iPhonの詳しい機能は知らないが、近い将来すべて一体になりそう。

機能は別として、ソフトバンクのコマーシャル、
「しゃべるお父さん犬」のストラップが欲しい。
あのシリーズのCFは見てしまう。

2008年7月15日
(火)
「東京から

朝一番、東京からお客様。
今年のクニオコレクション新作のお洋服を着て。
いつも日本橋三越でお買物をしてくださっているそうだ。
感謝感謝。
アパレルの商品を始めて15年程、最初は関西の方が多かったのだが、
いつの間にか東京の方が定着している。
関西の人は飽き性の人が多いのか?

2008年7月14日
(月)
「都会の公園

近所の南天満公園、昼頃からサラリーマンが多い。
たまにスーツ姿でベンチに寝転がり、夕方までそのままという人もいる。
そして、夕方は犬の散歩をしている人も多い。
川沿いでそれなりの広さ・距離があるので散歩には絶好のコース

公園でボーッとしていると、様々な人間模様・犬模様。
子供はほとんどいない、都会の公園はサラリーマン・高齢者・ワンコのもの。

2008年7月13日
(日)
「セコムさんの報告書

出社するとセコムからの点検報告書があった。
「防犯異常で伺いました。内部不審点認めず、センサーに巨大なクモ(10cm強)
がはりついていた為、感知したと推測されます。建物外部に出しました。」
と書いていた。私は読み終える前に想像して絶叫。
今日は閉店後、全館害虫駆除をします。

2008年7月11日
(金)
プリント工場へ

さて、新しい商品の企画が進んでいない。
作りたい物を作る為に、今までにお付き合いしている工場が出来ない場合は
他社を探さなければいけない。
私は実際に工場に行き、現場に近い人としゃべりたいので、
仲介業者が入るのは好きではない。

この数年、紹介だったり、ネットで調べたり、小売商品から製造元をたどったりしている。
仲介業をしている会社などは紹介してくれないのが現実だ。
また、工場関係でもヨコの繋がりで紹介せずに仲介に入ることが多い。
出来れば、大阪府内の工場を使いたいのだが、すべてというわけにいかない。
今日は大阪市内のプリント工場へ行った。
良さそうなので、試作をお願いした。
ただ、今までお願いしていた所で出来ないとはいえ、
そのプリント会社の社長は同世代で質に関する姿勢に好感がもて、
初めて工場を訪ねた時「この人にお願いしよう!」と思った事を鮮明に覚えている。
工場を変えるのは、後ろ髪ひかれる。

2008年7月10日
(木)
ヤブさん

薮内正幸さんの追悼文集「ヤブさん」を読んだ。
モノクロだが、幼少の頃からの写真や
親しい方や仕事に係わった方々の文章と当時の絵。
(
児童文学者/今江祥智氏・
国立科学博物館 名誉館員/今泉吉典氏・
元福音館書店の編集者など)

薮内さんにまつわるエピソードが人柄を微笑ましく伝え、
時代背景も見え、とても良い本でした。
書店では販売されていません、
展示期間中はこちらで販売しておりますのでぜひどうぞ、500円です。


2008年7月9日
(水)
「苦手なもの

日経新聞のインタビュー記事、やわらかい表情で良い写真。
佐藤の隣のウサギさん、実は後ろで私が支えていました。
日経ネット関西にも掲載されています。サイトはこちら。
こちらは写真がカラーです。

さて、誰にでも苦手な物があると思う。
私はクモとワニ。
ワニに襲われたことがあるわけではないのだけど、とにかく小さな写真もイヤ!
さっき私の目の前にクモが落ちてきた。
みんな帰ってしまい一人・・。
私のデスクは物だらけ、パソコンの前なので殺虫剤は使えない。
元気なクモで走り回り、書類のスミから出てきたり、本の間から出てきたり。
その度に悲鳴を上げて立ち上がっている。
背筋が寒くて寒くて猛暑もどこへやら。
ここにいたくないので、今日は帰ります。

2008年7月8日
(火)
「明日の夕刊です

先日の日経新聞のインタビュー記事が明日の夕刊に掲載される予定です。
関西版の紙面なので、関西在住ではない方すみません。
関西在住の人は買ってください。

雑誌の取材や本人が文章を書いた場合はゲラチェックがあるのだが、
新聞紙面掲載で記者さんが書く場合は文章を見せていただけないとのこと。
間違いがあってはいけないという事で、電話での確認事項。
以前はどうしてこういう絵を描くようになったか?
など絵に対する質問が多かったのだが、
最近の取材はイラストレーターになる前の事をよく聞かれる。
もちろん私は詳しく分からないし、佐藤もちゃんと覚えていなかったり。
おまけに喋るのが上手くないので、勘違いさせてしまった事があるようだ。
少々不安。

2008年7月7日
(月)
「大阪天満宮七夕祭り
無事にKunio Gallery2周年を迎え、今年もみんなで短冊を大阪天満宮に持って行った。
みんな何をお願いしているのかな?
なんか、私ものすごく真剣にお願いしているみたいに写っている・・。

ギャラリーで佐藤と短冊を外している時のこと、
私の事を書いてくれたと言う。
佐「見てなかったん」
川「えっ、もしかしてこれですか?7回も倒れたくないです」
複雑な心境。

2008年7月4日
(金)
「そろそろ日傘

私は傘をさして歩くのがあまり好きではない。
雨が降っていても小降りなら「いいか」と思ってしまう。
この数年、日傘をさしている女性が多い。
今日は日射しがきつかった。歩いていると日射しがジリジリと肌にくる。

昨年、佐藤と一緒に歩いている時の事「なんで日陰歩かへんの?普通女の人は日陰に入るやろ」
私「えっ、ああそうですね。なんとなく。そう言えばシミも出てきました」
いつの間にか真中を歩いてたりする。
日焼け止めもしていなかったら、いっそうシミが・・・。
やはり日傘をさすべきかと今日は思った。
それと日焼け止めも。

2008年7月3日
(木)
展示替え、初日

The 2nd Anniversary
佐藤邦雄・松村太三郎・薮内正幸のどうぶつ展
2008.7.3(木)- 9.30(火)土・祝日定休
営業時間:11:00am〜7:00pm(日曜6:00pmまで)

リアルな薮内さんの作品、松村さんの造形作品、とても新鮮。
そして、松村さんのマリオネットシアターは本当に素晴らしい。
ハンドルを回すと動物達が動き出すのです。
そして、顔なじみのお客様がご来店。感謝感謝。

2008年7月2日
(水)
「2周年前夜祭
本日はKunioGallery2周年パーティー前夜祭。
明日からの展示とSALEの準備も重なり大忙し。
仕事関係の方々にご案内し、特に出欠も取らずなので、
出席者も人数も分からない。
当日、久しぶりの人や初対面の人。
松村さんの大阪時代の知合い、20代から60代まで
世代もごちゃ混ぜと、賑やかなパーティーになった。
ありがとうございました。

左写真:
松村太三郎さんと佐藤邦雄
左写真の松村さんの隣はえほん村企画室の森みはるさん。えほん村のスタッフになってまだ四ヶ月、飛び入りでえほん村に入りたくて門を叩いたそうだ。
松村さんの絵本「3びきのこぶた」にサインをしているところ。 立食パーティーだったので、早く来た方々が抜けて行き、座って団らん。11時頃まで。
人形劇団クラルテの高平和子さん。
写真の人形は宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」のジョバンニ。
全部紙で出来ているそうです。「銀河鉄道の夜」の『真のしあわせとは?』高平さん「結論はないんだけどね」と。佐藤「それぞれの自分の中にあるという事やで」。

少人数になり、ちょっとおふざけの撮影会。
松村さんの奥様は今回欠席なのだが、右端のゴロウさんは松村夫妻の仲人です。
人形劇団クラルテでは今年「火の鳥」が公演されます。詳しいご案内はこちら。
ご座をひいて座り込んでいるスタッフ。あっ田岡さんはスタッフじゃないのにずーっとお手伝いをしてくださった、ありがとうございます。

2008年7月1日
(火)
展示替え

「日本」の展示作品を片付け、
3人展の準備、松村さんと薮内さんの作品は明日、松村さん自身の運転で山梨県から届く予定。大きな立体作品なので、運送屋さんに頼む事が難しい。

明日は松村さんが来られるという事もあり2周年パーティー前夜祭をする事になっている。まだ、メニューを考えていない。筑前煮を作ろうかなあ。