2008/8/マネージャー川端樹理子のダイアリー
2008年8月29日
(金)
「交流

お向かいの「カンガローポーシェ」さんで交流会をするというので、片岡と参加した。
若い作家さんが殆ど。活気があっていい。
来月にはハロウィンパーティー(仮装)をするそうだ。
「カンガローポーシェ」の水山さん、パワフル。
私はスプーンの時にいろいろやりつくした感があり、
ちょっとおばさんになっているなあと、もうひとふんばりふたふんばりしようかと刺激を受けた。
最悪の景気悪化を感じる今日この頃、
子供まで世代を越えて出来ることをしたい。

2008年8月28日
(木)
電気蕎麦

近所に蕎麦屋さんが出来たと聞き、行った。
何か出来ているとは思っていたが、看板が読みづらく、雰囲気からバーかと思っていた。
重たい扉を引くと、なんともいえない不思議な空間。
妙な音が流れている。
中でそばを打っているとは思えない雰囲気。
自家製そば750円から、一品料理・飲物もいろいろ有り。
そばずし美味しかった。晩の営業だけ、夜中3時まで。
クニオギャラリー前の通りを北へ2本目の角にあります。
近所に個性的な店が増えてきた。

2008年8月27日
(水)
カレンダーの初校

カレンダーの初校が届く、大きな間違いはなかったが多少の色修正など。
片岡・土居・私3名でそれぞれ確認したり読み合わせをしたり。
色と全体のバランスなどは佐藤に確認。
こうやって確認しても後から間違いが分ったりするので、GOを出すのは毎年心臓に悪い。

佐藤は学校に行く日、9月15日に生徒たちの展覧会をするので、
夏休み関係なく、毎週学校へ行き作品を見てあげているのだ。
まだ全然出来ていない生徒もいるとか・・。

2008年8月26日
(火)
大阪市立自然史博物館へ

「ダーウィン展」
2008/7/19-9/21
大阪市立自然史博物館

詳しい案内はこちら。
大阪市立自然史博物館で開催している「ダーウィン展」の特別企画、
「虫めがねをとおして見た生き物 スケッチコンテスト」(幼児から小学生対象)
があり、佐藤に審査員の依頼があった。本日審査日、私も同行した。
審査はこの展覧会に関係している、自然史博物館・海遊館・天王寺動植物園・読売新聞社の各関係者で行われた。
幼児・園児、小学校低学年・小学校高学年と3部に分けられ、各部最優秀賞1名・優秀賞2名・佳作3名。
各部別にテーブルに作品が並べられており、各審査員が投票し各10名程までにしぼる。
その後、全員で各自の意見などを聞き、挙手で決まった。

この時の自然史博物館の学芸員の方々の話が面白かった。
絵の専門は佐藤だけ。自然史博物館の方は昆虫の事に詳しい。
今回は絵の出来栄だけではなく『虫めがねをとおして見た生き物』という主旨があり、
1mm程の虫を描いているなど私達には分からない事に気づく。
そして、セミの標本を持ってきて、ちゃんと観察できているのか確認しようとおっしゃる。
私は標本を見るなり「うわ!気持悪」と言ってしまう。「それを言われたらなあ」と、すみません。

審査終了後「ダーウィン展」を観た。
私は大阪市立自然史博物館は初めて。
佐藤から「面白いよ」と聞いていたのだが、剥製などは苦手で観たくなかった。
ところが「ダーウィン展」面白い!先入観はいけないなあと改めて思う。
会場は夏休みということもあり、子供たちでいっぱいだった。
確かこの施設も大阪府の費用削減対象になっていた、貴重な資料の宝庫だ。

2008年8月25日
(月)
カレンダーのデザイン入稿

カレンダーのデザインを無事に入稿。
左は壁掛け、右は卓上。
今回はメイン作品でもある柴犬の色調整に苦労した。
もともと、日経新聞の連載の為に描いたので、原画のサイズは10cm程。
バックの色を描き足してもらった。そして、全体に淡いタッチだったので、コントラストを強くしたりするとバックのグリーンが汚くなる。結局バックと犬を切り離して合成した。

2008年8月24日
(日)
「ドーンセンター

最近、途上国支援「フェアトレード」が注目されている事はなんとなく知っていた。
今日の日経新聞関西版に「フェアトレードショップ」の主な所在地が掲載されており、
近所の
「ドーンセンター」内にある事がわかったので、ランチタイムに立ち寄った。

ドーンセンターは主に女性支援をうたっている施設だ。
うちのお客様でここで働いている人がいる。
橋本知事の廃止施設の対象に上がっている時、
このお客様とドーンセンターについての話題になった。
私は一度入った事はあるが、何をしているのかよく分からなかった。
存続する事になったようなので、改めて活用してみようと思った。

2008年8月22日
(金)
卓上カレンダーの表紙

入稿のタイムリミットは8/25。
余裕をもって「8/20に入稿するで!」と宣言したのだが、結局まだ・・。
壁掛けタイプのデザインは、柴犬を表紙のメインにして、着物の猫を小さく入れる
という考え方で進めていた。
卓上の表紙は柴犬で、と思っていたのだが、赤系の色が合わず何か物足りない。
やっぱり猫を表紙にしようと、考え方を変えた。
ピンクバックのデザインが良いかと思ったのだが、
こうやって見ると右端がすっきりしている・・。
佐藤と片岡・土居・私の意見が全員一致なら決まるのだが、分かれる。
この4人で分かれるという事は他に聞いても同じだ。
全員一致にならないという事は、1から考え直すべきだということか?
因に柴犬の作品のタイトルは『夢をあきらめないで』
表紙にこの英訳を入れている。
2009年のテーマ。

2008年8月20日
(水)
「切抜き大変

明日、カレンダーの入稿をする予定。
左作品は4月になる。
3年前ナンプレの表紙の為に描いた作品。
私はとても気に入っているのだが、
佐藤が技術的な面で気に入らないとずっと置いていた。
とにかく桜が上手く描けないと・・・。
時間をかけて描き直したのだが、私は前の方が良かったような気が・・。
本人が納得しなければしょうがない。
卓上カレンダーには角版で使用出来ないので、
土居が2日ぐらいかけて小鳥や桜の花びらを切抜いた。
因にマツケンサンバを踊っている。ヒットしている頃に描いたのだ。
ちょっと時期がずれてしまった。


2008年8月19日
(火)
「釜ヶ崎ボランティアの帰りに」

「福山暁の星女子中学」のシスター青木と「マリアクラブ」の生徒さん。
このクラブは奉仕をするクラブ。
定期的に年に数回、釜ヶ崎の炊き出しボランティアに参加している。
いつの間にか、この帰りにKunio Gallery へ立ち寄ってくださるようになった。今回は初めての生徒さんが殆ど、まだ中学1年生が7名と3年生が3名。数カ月前まで、小学生だった人が7名ということだ。

「なぜこのクラブに?」
という話題になった。純粋な目で「お母さんと相談して」とか「楽しそうだった」「自分は何かを作ったりスポーツも出来ないからこれなら出来そうだと思った」と。
私は学生の頃は遊ぶ事ばかり考えていたなあと振り返る。

前日に佐藤と、若い時また子供の頃の方がはっきりとした意見を言ったり、行動できたりした。という話題になった。
(先日、挽地さんが「佐藤くんに毎朝呼び出されてん『辞めます』とか言うねん」と言っていた。
そう、佐藤も私も20代の頃、会社で上司に対してもえらそうな事を言ったり生意気だった。
いろいろな経験をし、お世話になったりしながら成長していくのだと思うが、シガラミや恩返しを考え正しい事が言えなくなったりもする。
間違えているか正しいかは時が経つと見方も変わる。その時その時の自分を大切に。


2008年8月18日
(月)
「スズメの砂浴び

近くの南天満公園にて
スズメが砂浴をしていた。
柔らかい砂場にこういう穴があいていたら、それはスズメの砂浴びの跡です。


2008年8月15日
(金)
12年後

今日締きりだった年賀状のデザイン、遅れますという連絡をしたのだが、
何とか
提出。
イラストは日経新聞の挿絵で描いたものに手を加えている。
来年は牛年、牛のイラストは少なく7点程。
殆ど
来年の年賀状用に使用する。
私が佐藤に「やっぱり年賀状は干支を求められますね、
12年後に使う牛の作品が無くなります」
佐「12年後があると思ってんの?!」
川「えっ!ありますよ」
佐「・・・」無言(佐藤は80歳になる)。


2008年8月14日
(木)
10年程前から

名古屋からのお客様。
10年程前に友人から教えてもらってずっと来たいと思ってくださっていたそうだ。
存在していて良かった。
私も「いつか行こう」と思っている場所はある。
ただ、永遠に続くとは限らない、続けたいけど。
「行きたい」と思っている皆様、もしかしたら・・・。
お早めにお越しくださいませ。

2008年8月13日
(水)
イメージを形に

世間はお盆休み、周囲の店や会社がお休みなので静かだ。
来年の年賀状のデザインとカレンダーのデザインをしている。
その他、雑貨のデザインは寝かしている状態。
イメージを仕上げるのが苦手だ。
きっと誰でも思っているのだろうが、
自分のイメージを形にしてくれる人がいれば良いな。

2008年8月12日
(火)
「多田和博さんの
還暦を祝う会

左から:川端・佐藤・多田さん・挽地さん・田中さん・岡田さん・高橋さん。
右は佐藤が多田さんへプレゼントした原画。
もうひとつプレゼントしたアンティークの人形の写真を撮るのを忘れていた。
帝国ホテルの「ジャスミンガーデン」にて。
付き合いの広い多田さんは4ケ所でお祝いの会があるとか。
本日は多田さんのオフィス「フィールドワーク」のみなさんの仕切りで
本当に身近な人たちだけで静かなお食事会。
多田さんを師匠と呼ぶ女4名と多田さんのある意味師匠的な立場の2名。
普段、仕切る側の多田さん、いつもより大人しかったような・・。
多田さんは周囲に気を使いすぎるぐらい気を使う。

今日の主役は多田さんなのだが、私にとってはスプーンにいた頃は雲の上の存在、
直接しゃべった事がない挽地さんの言葉が新鮮。
今日も沢山良い言葉をいただいた、その中のひとつ。
『「おちつく」っていう言葉は「落ちて着く」って書く、
落ちやんな着かれへん、なっ日本語は上手く出来てるなあ。
落ちていって着いたら、落ち着けるんや」
人間は落ちなければ、本当に落ち着く事が出来ないということだ。
挽地正雄氏は72歳。デザインプロダクションの経営者だったので、表舞台に出ることはないが、佐藤・多田さんを含めこの人の一言がきっかけで育ったデザイナー数しれず、大阪のデザイン業界に貢献してきた。そして「今のデザイナーは面白ないなあ」と。いろいろな意味が含まれているようだ。

2008年8月11日
(月)
ピールルル・・

最近自宅のベランダに毎朝つがいの鳥が来る。2羽で「ピールルル・・」と綺麗な声で楽しそうに喋っているみたい。
ワンコたちも吠える事もなく聞いている。
いつも網戸越し、どんな色をしているのか見たいと思いそーっと近づき網戸を開けるのだが、気づかれて飛んでいってしまう。
声の良い鳥は姿は地味だと聞いた事がある、このこたちも茶色かな?仕方なく、網戸越しに写真を撮った。
そして今日も遅刻。


2008年8月10日
(日)


昨日、兄家族(東京在住)が実家に来たので私も行った。
兄のところには1才3ヶ月の男の子がいる。まだやっと歩き・喋り出したところ。
3回しか会っていないのだが、最初の2回は眠っていたところしか見ていない。
私は兄に「おばちゃんって呼ばさんといて、ジュリコさんって呼ぶようにしつけといて」と。
次に会う時にはそう呼んでくれるだろうと思っている。
父の声が猫撫で声にいなっているのが可笑しい。
やはり、孫は可愛いようだ。
佐藤に言うと「一番可愛い頃やなあ、だんだん可愛げなくなるで、前は手つないできたのに・・」と。
私「だっこさせてくれるのは、カノンちゃん(猫)だけですか」(笑)。

2008年8月8日
(金)
今竹七郎デザイン事務所などへ
ギャラリー白さんへ行った。
現在の白さんが入っているビルには「今竹七郎デザイン事務所」があり、
狭くはなったが、佐藤が在籍していた44年前と同じ場所。
いつも佐藤から「ガラス張りになっていて黄色い扉、当時はとてもモダンでオシャレだった」と聞いていた。
左側の白い扉が黄色だったそうだ。噂の場所が残っていて実際に見れるとは思っていなかった。
老松町にはこじんまりした個性的な店が多い。個性的な喫茶店に入った。
この界隈は私もなつかしい。
今日から京阪百貨店の美術画廊で開催している
「干支に入れなかった動物たち展」60名程のグループ展に佐藤の複製画を数点出展している。
「水木しげるロード展」もしているので、佐藤と行った。
夏休みなので、小さな子供がいっぱい。

2008年8月7日
(木)
ファンの方が案内

昨日から片岡は夏休み、土居は本日用事があってお休み。
佐藤はもちろん出勤なのだが、日曜日のような感覚。

今日は3名の女性グループご来店。
ひとりの女性が佐藤のファンのようで、お洋服を着ていた。
今から繁昌亭へ行くとのこと。
ファンの方が友達を案内してくださる、人から人へ、感謝。

2008年8月6日
(水)
決めつけるのは良くない

昨日、NHKの番組「プロフェッショナル/仕事の流儀スペシャル 宮崎駿のすべて〜」を観た。
丁度、プロデューサー鈴木氏の本を読んだので、
鈴木氏の仕事の現場などを見たかったのだが、数回一瞬出ただけだった。
一般の人は宮崎氏を見たいだろうし、
過去,
すでに鈴木氏主役で放送されたようだ、しょうがない。
実は以前から鈴木氏が注目され、講演会など多々されている事は知っていたのだが、
かってな思い込みで良い印象ではなかった。
やっぱり、知りもしないで勝手に決めつけるのは良くない。

佐藤はすでに「ポニョ」を観たそうだ。
「波の上を走るポニョが可愛かった」と言っていた。
私は特に観たいと思っていなかったのだが、昨日のTVで観たくなった。
人が多いだろうなー。もうちょっと後にしようなどと考える。

2008年8月4日
(月)
来年のカレンダー

さて、2009年版のカレンダーを仕上げなければいけない。
13年目になると、12月のクリスマス時期に合う作品がない・・とか夏らしい作品がないとか。
うまく12ヶ月が組めなくなってくる。
作品自体は800点程あるのだが、何でも良いというわけにはいかない。
初期の作品は背景が入っていないものが多い事と、擬人化しすぎているものはどうも避けてしまう。
意外と日経新聞の連載で描いた作品で良いものが多い。
ただ、作品が小さいことと四角にトリミングが出来ない事がネック。
4月頃からある程度の作品を選び、本日やっと決めた。
まだタイトルと文章がない。その後、タイトルの英訳をロブに頼んで・・・。
毎年ギリギリ。
結局、バンダナとポーチのデザインも出来てないし
「よしいこう」と思えない。先が思いやられる。

2008年8月1日
(金)
蝉の時期

南天満公園で一声にセミが鳴き出した。
午前中はすごい。
見上げるとセミの抜け殻がいっぱい木の幹についている!
気持ち悪い。