この作品は、今回展示作品でDMなど
メインビジュアルに使用した作品です。旗は持っていませんが、「手旗信号」で「HELP」と言っています。踊っているのではありません。どういう状況で助けてほしいのか?
皆さんのご想像におまかせします。
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葛飾北斎は72才の時に、あの有名な波の作品「富嶽三十六景」
『神奈川沖浪裏』を描いています。その後も描き続け72才は過程。北斎は晩年、死んでからも描き続けるような勢いで貧乏しながら
も描いています。恐ろしいじいさんです。「奥の細道」の松尾芭蕉は、風流と感じさせる作品ですが、現実はわらじ銭を得る為に惨めな地を這うような過酷な姿が浮かんできます。また、それも風流と思い、楽しんでいるような姿も浮かんできます。風流で楽しそうに見えるものが過酷だったり、過酷な時こそ何かを得たり。何かを得た時に何かを失い、何かを失った時に何かを得る。迷いつつ生きている時の過程が面白く、楽しめればと自分に言う6周年です。
2012年7月5日
佐藤邦雄
御陰さまでKunio Galleryは6周年を迎えることが出来ました。以前の場所からですと、16年になります。毎年いつかテーマが尽きるのではないかと思うのですが、佐藤邦雄の絵を描くペースは衰えることなく、アイデアも尽きる事がないようです。そして、作品は進化し続けています。今後、産まれるであろう作品もお楽しみです。そして、続けていけるのは、皆様の御陰様です。ありがとうございます。
2012年7月5日
Kunio Gallery 川端樹理子
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